2011年 06月 22日
夏至。
今日は夏至ですね!

というわけで、夏至といえば、A Midsummer Night's Dream!
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『夏の夜の夢』として知られる、シェイクスピアのロマンチックコメディです。
このお話の舞台は、夏至前夜のアテネ。(絵ではアテネっぽい服装になってなくてごめんなさい。描いてから気づいた…)
ヨーロッパでは、夏至の日に焚き木を囲んで踊ってたのだとか。
今日の日本は猛暑に教われ、燃え盛る炎なんて見たくもない一日でしたが、きっとヨーロッパは夏の訪れを感じさせる良い時期なのでしょうね。

イギリスの伝説では、夏至の日には妖精たちが行き交い、魔法の力が強まるらしい。
そんな古来からの土着の宗教の力が強まる日には、露や薬草にも魔法の力が宿り、媚薬になるのだとか。

『夏の夜の夢』は、日本でも人気のあるお芝居で、観ようと思えば一年のうち一回はどこかで観ることが出来るんじゃないだろうかってくらい、頻繁に上演されている舞台です。
観客が取っ付きやすいストーリーだし、ロマンチックな物語なので演出も楽しいのかも。
何通りかの演出でこの舞台を観てきましたが、どれも演出が多種多様で、面白かったです。


残念ながら今日の東京からは綺麗な月は見えませんが(むしろいつの間にか雨が降っているではないか!)、このお話の重要なモチーフは、月。
登場人物としては出てきませんが(いや、正確にいえば『月役』として登場するにはするけど)月の女神ダイアナの比喩がそこかしこに散りばめられていて、彼女の印象がこの舞台をどこか澄んで高潔なイメージにしているように感じます。
ティターニアとボトムの濃厚ラブシーンや、4人のカップルが繰り広げるめちゃくちゃな騒動、職人たちのおバカな劇中劇、どれもとっても楽しくて笑えるんですが、そこにシーシアスとヒポリタのキリッとした空気が流れ、美しい月の比喩が散りばめられ初めて、このお話全体がキラキラと輝きだすように思います。

そして、月の比喩が美しく物語を彩っているだけではなく、ダイアナへのオマージュは、すなわちこの時代の女王様であったエリザベス1世への賛美でもありました。
処女・高潔という女神ダイアナのアトリビュートは、そのままエリザベス1世のものでもあるわけです。
すごいですよね、全面的にパトロンを賛美しつつも、楽しい物語に仕上げてしまうなんて。



何だか真夜中だというのに部屋が暑すぎてボーッとしてしまってる私ですが…もしかしたら、既に魔法の力かなにかにやられているのかも…。

いや、ただ単に今年の夏はエアコンを使ってないのが原因ってだけかも…(笑)きっとそうだと思います。


蒸し暑い夜ですが、イギリスではこんな妖精たちのお祭りが行われてるかと思うと、ちょっとロマンチックな気分になる今宵です。






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by SaoriElizabeth | 2011-06-22 23:31 | イギリス絵日記


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